こんちは!ニッチマンです。
今世界で猛威を奮っている新型コロナ。
そうですよね。正直幽霊やおばけよりも
病気が怖い。
現代医学ではわりとすぐに原因が特定
できるのですが、例えば医学が進歩して
いない状態では【病】とは悪魔のような
ものだったのでしょう。
ヨーロッパで教会と医者の関係をみても
分かる通り結構オカルティックな側面も
あったりしますよね。
日本でも東京の離島八丈小島では謎の
奇病が流行っており、【バク】と呼ばれ
ていたそうです。
バクの正体とは?ちょっと調べてみました。
東京の離島の八丈小島の謎の奇病バク
わりゃないやだよ この小島には ここはバク山 カブラ山
八丈小島の民謡の一節です。
バク山と名前がでていて、いやだよと
忌避されている。
八丈小島は八丈島の西北西7・5KMに
位置する離島で、古くから風土病があった
のです。それが【バク】と呼ばれおそれら
れていた病。
八丈島の漁師は風土病を恐れて小島には
上陸はよっぽどのことがない限りしなか
ったそうです。
もちろん八丈小島にも集落がかつてはあり
その住民が主に苦しめられていたそうです。
バクの正体は寄生虫症【マレー糸状虫】
結論から言うとバクの正体は悪魔でも
祟でもなくフィラリアによる寄生虫症。
犬や猫を飼育している方ならおなじみの
寄生虫ですが、バクの正体はフィラリアの一種。
日本における人が感染するフィラリアはバンクロフト
糸状虫によるものがほとんどですが、例外
的にこの八丈小島においてはマレー糸状虫に
よるものだったそうです。
日本で唯一の流行地であったともいいます。
バクの症状は?
バクが発症すると急激な寒気に襲われ
震えと高熱にうなされます。
しかもいきなりやってくるので畑仕事など
の仕事中に急に震えだすのだそうです。
住民は寒気を感じると自分が【バク】に
かかったことを知らせ布団にくるまって
体調が回復するのを待つばかり・・・・
一度発症すると、数日寝ていれば寒気も
熱も引くがまたぶり返すのを繰り返す
そうです。
バク自体で死に至る事は稀であったが、
リンパ節が腫れ、リンパ機能が低下する
為ちょっとした傷でバクの症状がぶり返す
ことが起きるそうです。つまりすっげー
つらい。
また、リンパ節の腫れが収まると次は
徐々に足が腫れて皮が分厚くなり強い
かゆみを伴う症状がでるようになります。
八丈小島の島民のバクの疾患率はほぼ
100%で島民はみんなかかっていた為
もはや治療を諦めていたそうです。
なお、このフィラリアに関する病気や
足の太くなる症状自体は別に珍しいもの
ではなく、江戸から明治にかけての絵画
などで時折見られる陰嚢が肥大した人など
は象皮病であり、これも同じくフィラリアに
よってもたらされる症状の一つです。

http://blog.livedoor.jp/henky/archives/4428334.html
もっともこちらは、上記にある八丈小島の
マレー糸状虫ではなくバンクロフト糸状虫
によるもので西郷隆盛もかかっていたと
いわれています。
まとめ
東京の離島の八丈小島の奇病バクは
マレー糸状虫による寄生虫症。以上と
なります。