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『ロバート・ロング』シリアルキラーの生い立ち・経歴・裁判
引用:FOX13
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こんちはニッチマンです。

 

ロバート・ジョー・ロングという人物をご存知でしょうか?おそらくは極限ミステリーで紹介される『リサ・マクベイ誘拐事件』の犯人なのですが、彼はこの事件の前に既に10人近くの人を毒牙にかけているシリアルキラー。

 

彼の生い立ちを調べてみるとやはり普通の生い立ちではなかった。同情をするわけにはいかないのですが、普通ではなかったと言う事も見えてきました。

 

彼の起こした事件等も一緒にまとめてみました。

ロバート・ロングの経歴

ロバート・ジョー・ロングのプロフィール
名前:ロバート・ジョー・ロング(ボビー・ジョー・ロング)
生年月日:1953年10月14日
出身地:ウェストバージニア州ケノーバ
没年:65歳
死因:薬物による死刑

まず最初にロバート・ジョー・ロングについて。彼の生い立ちからみていきたいと思います。彼はある特殊な病に侵されており、それが元でいじめにあった事があったり、不遇な少年時代を過ごした過去もあります。

ロバート・ジョー・ロングの幼少期

1953年の10月14日、ボビーはウェストヴァージニア州のケノーバと言う街で生まれます。彼は先天性異常のクラインフェルター症候群にかかっており、染色体異常の結果男性ホルモンが極端に低下。その為、思春期にはいると乳房が発達してそれを同級生にからかわれたりといじめの標的になります。

 

また、彼の母親と上手く行っていない状況であり、母親は複数のボーイフレンドがおりその事をよく思わないまま少年時代をすごしていた。

結婚と離婚

1974年に学生時代からのガールフレンドと結婚。しかし6年後に離婚。子供は2人。

強姦と殺人事件

ボビーは1980年代からすでに数多くの強姦事件を起こしていたと考えられます。その数は50件以上。一つにとどまる事を知らず、多県にまたがり犯行を繰り返していました。1981年頃には家電の求人広告を利用して一人暮らしの応募者の家に出向きそこで犯行を重ねていたようです。

 

その後裁判に掛けられ有罪判決をうけます。この他にも時効を迎えた犯行もあったようです。

 

最初に認められた殺人は1984年の5月。リサ・マクベイの事件の半年前に同じエリアで起こします。犠牲者はすぐには発見されず多くは変わり果てた姿で発見されています。何故ならば彼は犯行に及んだ後、田舎の森の中などに遺棄していた為、行方不明から発見までの時間がかかっていたのでした。

ロバート・ジョー・ロングの犯行の手口

彼の犯行の手口は広告を利用する方法からもっと直接的なものへと変貌を遂げていきます。売春婦や一人飲みをしている女性をメインターゲットに捉え彼女らがくるようなバー等に狙いを定めます。

 

彼はバーなどで彼女らが言い寄ってくると自分の車に乗るように促し自分のアパートへと誘導。その場で犯行を及んでいました。

ロバート・ジョー・ロングの被害者

先の暴行罪の被害者についてはもはや多すぎてわかりませんが、彼に殺害された被害者は以下になります。

アーティス・アン・ウィック 20歳 1984年3月27日に死亡
ニューン・チ・ロン  19歳 - 1984年5月13日に殺害されました。
ミシェル・デニース・シムズ 22歳 1984年5月27日に死亡
リンダ・ナットル 1984年5月に暴行を受け、一命を取り留めた。
エリザベス・ローデンバック 22歳 1984年6月8日に死亡
ヴィッキー・マリー・エリオット 21歳 1984年9月7日に死亡
シャネル・デヴォーン・ウィリアムズ 18歳 1984年10月7日に殺害
カレン・ベス・ディンスフレンド 28歳 1984年10月14日殺害
キンバリー・カイル・ホップス 22歳 1984年10月31日に死亡
リサ・マクヴェイ、17歳 1984年11月3日に暴行を受け、一命を取り留めた。
バージニア・リー・ジョンソン(18歳)1984年11月6日殺害
キム・マリー・スワン 21歳 1984年11月11日に死亡

彼女らは内5人は売春婦・2人はダンサー。残りは学生・工場作業員・職業不明。いずれも若くしてその生命を絶たれています。

    ロバート・ジョー・ロングの裁判

    ボビーは裁判でヒルズボロー群州検事局と争います。彼の公選弁護人により8つの殺人事件とリサ・マクベイの暴行・誘拐事件については司法取引が行われました。これによりすべての犯罪について有罪が決定され、仮釈放の可能性のない終身刑26回(24回の同時執行と2回の連続執行)と、25年後に仮釈放の可能性のある終身刑7回の判決を受けました。 司法取引の内容は明かされていませんがそれでもこの量刑は彼のしたことの重さが伺えると思います。

     

    更に、国からは彼に対して死刑を求刑。この時の裁判では(上記とはまた別の裁判となる)彼は電気椅子での死刑を宣告されます。その後この判決を不服として上訴。その後も裁判は遅々として進まずついには30年以上の時が経ってしまう。

     

    去年の2019年に事態は動き、ついにこの年の4月23日に死刑執行令状に署名がなされた。ひと月後の5月23日、薬物注射による刑の執行が行われる。最後の晩餐はローストビーフ・ベーコン・フライドポテトにソーダをオーダーしている。

    まとめ

    以上がボビー・ジョー・ロングについてでした。先天性の異常でいじめにあったり、母親の崩壊した貞操観念で心がねじ曲がってしまったのか・・・わかりませんが彼は異常な性欲の持ち主としてメディアでは紹介されたりもしています。

     

    1984年に起こした一連の連続殺人より前は暴行こそすれ、殺めるまでは犯してなかった。やはり一度犯してしまった味をしめたのか、急にその犯罪に手を染める回数が増大。超えてはならないラインを超えてしまったんでしょうね。

     

    なにはともあれひどい事件の犯人と言う印象歯科残りませんね。以上です。