
こんにちは、ニッチマンです。
皆さん、宝くじに当選したいですか?
今回は宝くじ、ロトにあたった為に起きた事件が
宝くじで35億円当たった男が謎死…疑惑の女秘書の家から白骨死体…マスコミ騒然に「私は殺してない」と絶叫
という内容でワールド極限ミステリーで
紹介されるようなのです。
35億円、アメリカって日本と違って桁がヤバ
いですね。
同様の事件を調べてみると約3000万ドル
当てて、不運にもこの世をさった人物について
の記述を発見しました。
3000万ドルは大体32億円くらい。
今回の番組の内容に最も合致するのでこの事件
かと思います。では早速見ていきましょう。
目次
アメリカロト宝くじ35億円殺人事件とは?
この事件は2009年の4月9日に起きた事件
で、アメリカのロトくじで35億円もの大金を
当選した人物が殺害され、そのお金を奪われた事件。
犯人は、彼の作った(といっても実際は犯人が
作った会社)の秘書(番組の紹介では秘書だが
実際はコンサル的なポジション)だった
『ドリスドネガンムーア』。
被害者は『アブラハム・シェークスピア』氏。
決して裕福ではなく、一般的な労働者として
生活を送っていたようです。
そんな彼が手に入れた『35億円』と
天国と地獄にまつわる話を見ていきます。
アブラハムシェークスピアと35億円のロト宝くじ
まずは被害者のアブラハムが如何様にして
大金を手に入れたか、その幸運について。
それはなけなしのお金でかったたった
2枚のロトくじでした。
2006年の11月15日にアブラハムは
同僚のフォード氏と一緒にコンビニに
トラックを止め、飲料やたばこを買いに行きます。
その時、フォード氏はアブラハムにソーダ
が欲しいか尋ねたところ『かわりにロトくじを
2枚買ってくれ』と頼み、代金2ドルを支払い
ます。そして運命の当選。
宝くじの配当金の3000万ドルはすべて
一括では支払われません。
年間30分割か支払われる額が減る代わりに
すぐにもらえる『ジャックポット』という制度
があり、彼はジャックポットで
約『1700万ドル』を一括で手に入れました。
そして100万ドルの家を買い、
労働者階級ひしめくエリアから
引っ越しにも成功しています。
このくじが彼を天国へ、
そして地獄へ突き落すチケットになってしまいました。
アブラハムの周りの人々の変化
ここからは当然予想通りの展開が待っています。
アブラハムの周りには誰かれ構わずに
人がたくさん集まります。
はじめは気を良くしていたアブラハムも
最終的には『破産したほうがよかった』
と漏らすほどだったそうです。
『友人だと思ったが、彼らは私のお金が欲しい
だけだ』と人間不信に陥ります。
余談ではありますが、上記のフォード氏も
宝くじの購入した事実権利を主張して
100万ドル以上の配当金を要求されています。
それを断ったフォード氏はアブラハムをチケッ
ト窃盗の罪で起訴するのですがこれはアブラハ
ムの勝訴で終わっています。
こういう事もあって人を信じられなくなっていく
アブラハムの前にある人物が現れます。
ドリス・ドネガン・ムーアとの出会い。会社設立と秘書。
このドリス・ドネガン・ムーアこそが
この事件の犯人。35億円を奪った女。
彼女はアブラハムの35億円にまつわる事を
本にしたいとジャーナリストを装い近づきました。
ドリスはアブラハムの話に真摯の耳を傾け、
アドバイスをし、何度も家を訪ねその都度、
彼の悩みを丁寧に聞いていたそうです。
やがて心を開いたアブラハムは彼女を
信用するようになってしまいました。
そしてドリスはアブラハムに
資産運用の話を持ち掛けました。
学のないアブラハムにとって資産運用の話は
夢のある話に写ったのかもしれません。
ドリスのいう様に金を動かし、
その当時は彼もまた幸せだったのだと思います。
そうしてできた隙に、ドリスは悪意のメスを
入れていくのです。
『お金を管理する会社を立てよう。
資産管理は私がしてあげるから・・・』と。。。
会社のマネージャー的な立ち位置で
お金を管理するようになります。
これがワールド極限ミステリーの予告にあった
『秘書』の事だとおもいます。
専門知識の全くないアブラハムはドリスを
信用してすべてのお金の管理を任せてしまいます。
家にあったタンス預金もすべて会社の口座に
入れ、残った宝くじのお金全てはドリスに握
られている状況が出来上がります。
それでも彼は彼女を信じていました。
しかし、ある時その信頼が崩れる事になります。
ドリス・ドネガン・ムーアが宝くじをだまし取り買ったものは?
当然、金の管理は嘘っぱちで、自分の私利私欲
を達する為にしたこと。物欲の権化とかしました。
解っているだけで彼女がアブラハムのお金で
買ったものは、彼氏名義で1億円の豪邸。
シボレーコルベットやハマーにトラックなどの
高級車や旅行代金などを宝くじで賄っていたそ
うです。
というか、彼氏に一億の豪邸ってやりすぎにも
ほどがありますよね。
ここまでやってなかなかばれないのには
訳があったようです。
この彼氏、夫という話もあるみたいです。
どちらが本当かはちょっとわからなかったですね。
実は銀行の預金残高の通知は毎月アブラハムの
家に届くようにしていたのですが、
アブラハムがポストで回収する前にドリスが
回収していたんだとか。。。
なかなかアナログな方法で悪事を隠して
いたのですが遂にボロをだしてしまいます。
ドリス・ドネガン・ムーアがアブラハムを殺害。
当然、アナログな方法ではいつかはミスが起きます。
ついにアブラハムはドリスより先に銀行の明
細を見つけ、口座の金額が半分以上減ってい
る事をドリスの問い詰めます。
この時、一時は別口座にあるとごまかしたので
すが、そうそう長くごまかし続けられる訳もな
く、追い詰められたドリスは遂にアブラハムを
殺害してしまいます。
ドリスは自宅裏に『ごみ捨て穴を作って』と
夫に穴を掘らした後、彼氏の留守中に遺体を
埋めます。
そしてその上をコンクリートでふさいでしまうのです。
※ちょっと調べていく中でどうも
『年下の彼氏』と『夫』2人の男性の話
がでてきます。
恐らく、離婚していて年下彼氏と一緒に
住むための家の裏庭に遺体を埋める穴を
元夫に掘らせたようなニュアンス。
ちょっと事実は不明瞭となっていますが
ご了承ください。そうだとしたらホンマ
酷い女ですね。
ドリス・ドネガン・ムーアの偽装と逮捕
当然、急に音信不通になると
家族が不信に思う事でしょう。
ドリスが偽装工作にでます。
それはアブラハムの筆跡をまねて
手紙を書いたり、メールを送ったりして
あたかも生きている様に振舞っていました。
しかしここで彼女はある事を見落としていたそうです。
アブラハムは学校を中退しており文盲だった
そうで、メールのやり取りをした人物は
『彼がこんな書き方をするだろうか?』と。
文章の構成などから疑問を持つ様に。
ついに警察に捜索願が出されてしまいます。
そうして、周りの目はますますドリスを
追い詰めていきます。
ここでドリスがとった行動がまたひどい。
なんと遺体の隠蔽と身代わりを
見つける事を思いつくのでした。
5万ドルの報酬で身代わりとして立てたのが
グレゴリーとマイクという男。
彼は出所したてで金もなく汚れ仕事も
受け入れると言っていたので最適な人物
と思われました。ところが。。。
グレゴリーとマイクは警察官と協力者でおとり捜査だった
実はこのグレゴリーとマイクという男、
警察のおとり捜査官と協力者だったのです。
捜索願いからの捜査線上に怪しいドリスが
マークされるのは当然のことでした。
グレゴリーはアブラハムの友人で、
彼も以前、ドリスから偽装工作の手助けを
持ちかけられた人物でした。
グレゴリーは彼女と手を切り、
警察に協力を申し出たのでした。
そうしてグレゴリーは身代わりの男として
マイク・スミスを出所したての元囚人として
身代わり役としてドリスに紹介したのです。
それを知らずに手はず通りに遺体の運びだしを
行う為に庭へ行き、掘り返す段階で御用となり
ます。
嘘でお金と人名を奪った女は嘘で逮捕されてしまったわけです。
ドリス・ドネガン・ムーアの現在は?プロフィールも
彼女は今現在も刑務所で残りの人生を
過ごす事になっています。
逮捕からずっと犯行を否認しており中には
自分の犯行の正当性さえも匂わす供述もしてい
るのですが、誰がどう見ても彼女の犯行で
ある事は疑いようもない状態。
これによって一級の犯罪として終身刑が言い渡されています。
彼女が使ったお金については100万ドルの債券
を設定されましたが、おそらくそれ以上の損害は
あったのではないか?と思われます
生年月日:1972年7月25日生まれ
配偶者:1992~ジェームズムーア・息子が一人いる過去の犯罪歴;保険金詐欺にて逮捕歴あり。一年の保護観察付。2002年に破産申告済み
とまぁ、過去に犯罪歴のある人物でした。
保険金詐欺で捕まってます。
その後もこのような事件を起こす反省の色は
全くないという事でしょうね。
前科があったのでことさら、警察のマークも
厳しいものになったのだとおもわれます。
まとめ
35億円ロト宝くじ殺人の犯人は
ドリス・ドネガン・ムーア
お金の管理をするとジャーナリストに
成りすまして近づき金銭をむさぼっていた。
現在は終身刑で服役中。
過去には詐欺事件で逮捕歴あり。
以上最後までご覧いただき
ありがとうございます。
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