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ブリティッシュエアウェイズ9便事故!1982年のインド洋上空で飛行機が謎の光【セントエルモの火】に包まれエンジン停止!
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こんちはニッチマンです。

 

旅客機を包み込んだ…“謎の光”!?
乗客乗員263名を襲った怪現象の真実

こちらは世界なんだコレミステリーの番組紹介

ルビなんですけど、めちゃくちゃ気になります

よね。

 

光に包み込まれた旅客機・・・こういうの好きです

光に包まれる描写が出ると何故か『スプリンター』

の最終回を思い出す・・・おっと年がバレる。

 

冗談はさておき、この世にも奇妙な怪現象が起きた

飛行機に何があったのか?気になったので調べて

みました。

 

自然ってすげーなーと思いつつ意外とパイロット

有る有るなのかもしれんと思ってしまいましたね。

ブリティッシュエアウェイズ9便エンジントラブル事故とは?

1982年6月に起きた、インド洋でブリティッ

シュエアウェイズ9便のフライトで実際に起きた

出来事なんです。

 

実はある自然現象が原因で、機体がアンコントロール

になってしまう。幸いなことに事故は起きたものの

パイロットを始め、関係各所の尽力により、死傷者0

の終わり方をしています。

 

ロンドンからニュージーランドのオークランド国際

空港へ向かうはずだったブリティッシュエアウェイ

ズ9便ですが、ロンドンから飛び立ち、経由地の

クアラルンプールに着陸、その後再び空へと戻った

時に悲劇が始まります。

 

上空には雲もなく、順調にインドネシアジャカルタ

上空に到達。機長はトイレへ立ち、副操縦士と航空

機関士の2名がコクピットに残ります。

 

順調に航行をつづけていたとおもいきや前方の視界

が霞んでいるのを発見する。

 

レーダーにて雲を確認するも、レーダーの

には映らなかった。

 

その直後、副操縦士と機関士は奇妙な発光現象を

目撃する。

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謎の発光現象はセントエルモの火

通称『セントエルモの火』と呼ばれる発光現象で

通常は雷雲などに突入するとまれに見れる現象

といわれています。

 

セントエルモの火は船乗りの間では有名な話

でマストの先端が輝く現象。

 

霊的なものではなくれっきとした科学現象です。

名前の由来は船乗りの守護聖人である聖エルモ

から取られています。

 

原理は尖った先端などで起きる静電気の

コロナ放電。詳しくは割愛しますが、尖った

電極の周りに不均一な電界が生じることで

起きる持続的な放電で流れる電気は極微量

数(μA)程度なの即壊れることはないそ

うです。

 

レーダーに映らない雲を不可思議に思いながら

嵐に備えてシートベルトを着用。するとしばらく

して機内に刺激臭を感じるようになった。

 

これはコロナ放電によるオゾンの発生に起因

するものと思われます。

 

副操縦士は機長を呼び戻し指示を仰ぐと機長は

空調のダクトから煙が出ているのに気が付き、

機内火災の可能性を指摘。

 

計器やレーダーに異常はないものの。エンジンが

白く発光しているのを視認していた。

 

その後、4基あるエンジンの内、第4エンジンの

出力低下を確認。エンジンの電気系統による火災

の可能性があった為マニュアルに従い停止するが

次々とエンジンが停止してしまいます。

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4基のエンジンが停止!その原因は火山灰

4基のエンジンが停止してしまっては航空機は

その高度を維持することは当然できません。

急ぎ復旧しなければならないのですが、何故止まって

しまったのか?

 

実は事故の原因は火山の噴火による火山灰

でした。

 

当時、ジャカルタ南東160kmの位置にある

ガルングン山が活発に活動をしており、その火山

灰はインド洋上空にまで到達していました。

 

同火山は事故の起きた日も噴火しており、その火山

灰が風に流されてブリティッシュ・エアウェイズ9便

の航路へ侵入。

 

その結果、エンジンに大量の火山灰が入り込み

エンジントラブルへと発展。

 

機長が火事とおもったダクトの煙は火山灰の

噴煙でありセントエルモの火は雷などによる

電界ではなく、火山灰に含まれる細かいチリ

が機体に当たることで生まれる静電気による

ものであったそうです。

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エンジンの再始動と着陸

エンジン停止後、機長を始めスタッフは

計器の故障や燃料ポンプの故障をチェック

するも原因は不明となり今までに起きた事

のない事態に焦りが見えていました。

 

メーデーを発信。再起動を試みる事になり

管制塔にエンジン全基停止を伝えようとす

るが電波状態が悪く正しい情報が伝わらない

状況。

 

運良く、管制塔とブリティッシュ・エアウェイズ

9便の間を飛んでいたインドネシア航空875便

のパイロットが無線を傍受しており、中継基地と

なって管制塔とのやり取りをサポート。

 

エンジンの再始動はうまくいかないものの、

グライドによる航続距離は224kmは稼げる

と判断していた。

 

だが、エンジン停止の為に機内の与圧が効かなく

なり酸素マスクが必要となったが副操縦士のマスク

が破損してしまうトラブルに見舞われた。

 

これにより、酸素欠乏症によるブラックアウト

の可能性が出た為、やむなく高度を予定より

早く下げる必要に迫られこれを実行。

 

後にマスクは修理できたのだが、高度を下げた

事で残された時間はさらに短くなってしまう。

 

ジャカルタの空港に進路を取っていたものの

空港に進入するには、手前にあるジャワ半島

の山岳地帯を抜ける必要がある。

 

その為の高度を十分に稼げない今、エンジン

再起動ができないなら海上着水しか方法が無い

という状況。

 

その後、通常の工程をふんではエンジンがか

からないという判断の元、試行回数を増やす

為に途中の工程を省略。しかしエンジンはか

からずいよいよ海上着水の覚悟を決めようと

した所、奇跡的にエンジンが始動。

 

第4エンジンが復活すると次々とエンジン

が回復しジャカルタへと向かうことが

可能に。その後、第2エンジンは再び沈黙

したが無事にジャカルタ空港へ到着。

 

到着の際には進入角度を調節する『グライド

パス』という機器とフロントガラスが無数の

火山灰のチリに削られくもりガラス状になった

視界不良の状態であったが、機長操縦により

事なきをえた。

 

この事故のあと、航空機と火山灰の事故の

関係に注目が集まり航空路火山灰情報センター

が設置。世界的に火山の動向を伺うフライトが

行われるようになった。

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まとめ

とまぁこんな感じでした。謎の発光現象は

セントエルモの火というコロナ放電による

発光現象でした。

 

通常は雷雲などに突っ込むと起きることも

有るとのことですが、今回はそんな雷雲で

もないところで発生したので、かなりパイロ

ットも驚かれたでしょうね。

 

さらに謎のエンジン停止に火災ではないのに

燃えたニオイなど霊的ななにかを感じてしま

いそうな原因をしらなければ不可思議な事故

にうつりますね。

 

1982年までに同様の事故が起きていなか

ったのもちょっとびっくりしました。

 

もしかしたら、幾つかの原因不明の行方不明

事故ってこういう火山灰にやられたのも

昔はあったのかもしれませんね。

以上となります!