
こんにちは、ニッチマンです。
みなさんは口から生まれたような男とあったことありますか?今も昔もある程度口が達者なほうが
何かと人生有利にはたらくのですが、その最高峰に位置しそうな男がアンビリバボーで紹介。
下手にもかかわらず世間をだまし続け“20年間プロサッカー選手"として過ごした男の抱腹絶倒のウソ
との内容で放送されるみたいです。20年間もの間プロサッカー選手として活躍せずにファンや
チームをだまし続けるその精神力逆にすごいですね。一体どういう人物なのか調べてみました。
カルロスカイザーのプロフィール
本名:カルロス・エンリキ・ラポーソ
生年月日:1963年7月2日
出身地:ポルト・アレグレ
国籍:ブラジル
カルロスカイザーは愛称で本名はカルロス・エンリキ・ラポーソ。カイザーの名前は、幼少の頃に
あの伝説のサッカー選手ベッケンバウアーに似ていた事から彼の愛称の『カイザー』を称していた
んだそう。ある意味、口八丁のカイザーになったわけですが。。。
出身のポルト・アレグレはブラジル屈指の港町で大都市でもあります。治安も大都市ならではの
悪さはあるもの、ヨーロッパ移民が作ったと言われる風光明媚な観光地でもあります。
では早速、カルロスカイザーのしたサッカー史上歴史に残る詐欺について見てみましょう。
カルロスカイザーの20年間サッカーできないのにプロ選手として活躍した?
事件の概要はプロ入りしたがその後、ケガを理由に出場を辞退しつづけ、20年以上にわたりの
らりくらりとチームを渡り歩き続け試合に出ずにサッカー人生を過ごした事件。
カルロスは少年期は真面目にサッカーをしていました。10歳で才能を現し、スカウトされボタフォ
ゴFRのフォア―ドとして活躍。最も本人は最初は楽しんでいたのですが、サッカー選手として一定
の才能をもっていたカルロスに対して家族は過度の期待をかけます。
ブラジルで貧しい家庭、それもカルロス自体は養子であり、サッカーで一発逆転を狙って金の
卵になって欲しいという養父母の期待がかかったのかもしれません。この出来事がカルロスを
サッカーをしたくないという行動への動機になったのだと言えます。
そうしてカルロス少年は16歳の時にメキシコのサッカーチームと契約を結びます。しかし僅か
な時間で退団。足の筋肉の違和感を訴えていたの事でした。すでにこの時に彼の『サッカーやる
やる詐欺』はスタートしていたのです。
カルロスカイザーの嘘の手口は?
カルロスカイザーはこの後、数多のチームで筋肉の故障などを理由にして出場を拒んでいきます。
カルロスは有名なサッカー選手と交友が深く、その推薦で各クラブチームへオファーをかけ契約
に臨み、そこで短期契約を結びます。
契約は主に3か月~半年の契約でその間にも【調整期間を要する】として1~2ヵ月の無試合
期間を設けていたようです。なので実質実働可能性のある期間は1~4ヵ月。
当然のごとく、その実質稼働時間でもうまく口車を使ったり、時にはチームメートに金を渡して
口裏を合わせてもらっていたりしたそうです。中には友人の医者に病気の診断書を偽装してもら
ったりと何が何でも出ない意思すら感じますね。
なぜカルロスカイザーはクラブ契約できたのか?
今の世の中では100%無理でしょうね。(笑)情報がものすごいスピードで世界をかけ
回っていますから。カルロスが活躍?した当時は当然のごとくインターネットは普及して
おらず、簡単に情報が得れない事と、スカウトに試合のビデオなどを使用できなかった背
景があったようです。
スカウトマンのお眼鏡にかなってオファーやテストなどが一般的でした。しかしカルロス
は最初のプロ契約以後に友人になった著名なサッカー選手たちの協力(これって共犯だよな)
により、推薦してもらっていました。
有名選手の推薦ともなると、チームとしてもその言を信用するしかなかった訳です。それにしても
かなりずさんな入団方法ですよね(笑)20年間は流石にバレると思いますが彼はやり切ります。
カルロスカイザーの嘘がバレなかった理由は?超一流のひとたらしだった?
カルロスカイザーはこの嘘をつきとおす為には手段を選びません。ありとあらゆる手をつくして
試合出場を拒んでいました。
その為には自分の祖母を架空で何回もお亡くなりにしてます。よくある『親戚が何回も亡くなる奴』
です。あなたの職場にもいませんか?(笑)
実際のサッカーチームではブラジルのバング―というチームでは、懇意にしていたちょっとヤバい系
のオーナーの要望で出場の危機に瀕した時は、サポーターに自分が罵倒されたとして抗議をし、退場
処分。これに怒ったヤバい系オーナーには、『私は父を亡くしたが、あなたという新たな父を得た、
それなのに父を『泥棒』や『おいぼれ』とののしったやつが許せなかった』と伝えます。
オーナーはひどく感激してカルロスの名声はオーナーの死後も残ったそうです。
また、フランスのアジャクシオでは、カルロスはサポーターに歓迎されるとそのお披露目の公開
練習の時にサッカーの技術は一切見せずにファンサービスに徹しており誰も彼の実力を知るもの
はいない状態だった、無得点のまま、クラブを去ります。
しかしそのファンサービスがかなり人の心をつかむ演出で、自分の練習用のボールをスタンドへ
放り込みファンにプレゼント。クラブの象徴であるエンブレムにキス。クラブ会長夫人に花束の
贈呈など心憎い演出をしています。
前述の友人医師が嘘の診断書を書いたり、現役の有名選手がこぞって契約の話を振ってくれたりし
ている事実からカルロスカイザーの嘘がバレない理由はその『人間性』『人当たりの良さ』『演
出の旨さ』にあるのだと思います。
中には、実力もない事を知っていた選手もいたようで、彼らもカルロスの人間性に惹かれて協力
していた節があるようです。人の扱いが超一流の『人たらし』だったことが伺えますね。
カルロスカイザーの逮捕歴は?詐欺罪で逮捕されてない?
日本なら契約金の返還などありえそうな話題ですよね。カルロスカイザーは逮捕されてないの
でしょうか?調べてみたところ、逮捕歴はなさそうです。
これは実のところ、『詐欺』でもなんでもないから。ではないでしょうか?彼は単に推薦を受けて
契約を結んだだけになります。そこに違法性はない。。。という事ではないかな?とおもいます。
また、最初は解りませんが最後の方はもはや『ネタ』扱いしていたのでは?と愚考したり。。。
チームとしても面白く魅力的のある『話題』の選手だったでしょう。
有名選手のオファーありながらいまだにピッチで活躍を見れていない『見えざる名将』の移籍と
なるとサッカーファンなら少しは気になるものだとおもいます。そういう裏の部分で暗黙の了解
で彼の嘘に付き合っていた?という可能性はないでしょうか?
ちなみに日本の会社と同じ感じで考えると、非違行為のある部分もあります。
怪我とうそをついて休場するのは『職務専念義務違反』になると思いますがブラジルと日本では
勝手も違いますし難しいのではないかと思います。
また、カルロスの場合は何処から嘘でどこから本当かわからず、実際詐欺行為と断ずるには今と
なっては証拠不十分なのでしょう。
カルロスカイザーの生涯の年俸(収入・年収)は?
これに関しては公開されていないですね。ブラジルのスター選手となると年収は億単位。
カルロスカイザーの経歴をみると渡り鳥のようにわたりまくっています。
短期契約となるとある程度金額は低く設定される可能性も高いですし、カルロス自体、推薦とは
いえ、実績のない選手だったわけで、目が飛び出るほどの高額での契約の可能性は低いのではと
思います。
しかしながら、20年以上これを繰り返しているので総額では軽く数千万には達してるとは思いま
すが。。。ほぼ試合にでていないのでやり逃げ感は満載。。。やっぱり詐欺と言われても仕方ない気がしてきました(笑)
カルロスカイザーの在籍チームは?
1979 メキシコ プエブラ
198? ブラジル ボタフォゴ
198? ブラジル フラメンゴ
1986-1987 フランス ガゼレク・アジャクシオ
198? ブラジル バングー
198? ブラジル フルミネンセ
198? ブラジル ヴァスコ・ダ・ガマ
1989 アメリカ エルパソ
199? ブラジル アメリカ-RJ
199? ブラジル グアラニーFC
調べてみたところ、在籍年が怪しい年が多いんです。あまりに頻繁に移籍を繰り返していたのと、
出場試合が極端に少ない為に資料があまり残っていない為だと思います。
それにしても良くもまぁコロコロと鞍替えできたものですね。
まとめ
カルロスカイザーは20年以上にわたり、実力を過大評価させたままサッカークラブチームを
渡り歩いていた伝説の『経歴詐称?サッカー選手』
経歴詐称や詐欺での逮捕歴の情報はなし。
年俸も公式発表はなし。
以上となります。ありがとうございました!