こんちはニッチマンです。
皆さんは物が大量になくなると恐怖を感じますか?実は兵庫県の山中に大量の靴が放棄されている事件があったんです。産業廃棄物が山中に捨てられるなどは良い事ではないのですが、ままよくある話。
しかしこの事件では、兵庫県の丹波市でおこった実際のお話。しかもこの靴達は近くの民家から盗まれたモノだというのです。一体誰が何の為に??
目次
兵庫県丹波篠山市春日町の靴大量盗難事件。
今から3年程前から、兵庫県の丹波市春日町の住宅地から春先になると靴が度々盗まれるという怪事件が起きていたそうです。
それと合わせて同市の住宅街からほど近い山の中に、その盗まれた靴が大量に放棄されているという。
近所の人の話だと『子供の靴をあらって干していたらいつの間にかなくなった』や『スポーツシューズをとられた』など悲壮な証言が。。。
エアジョーダンの高いやつなら本気で洒落にならない自体ではある。未だに転売ヤーの垂涎の靴だからなー。
だれもがその正体を見抜けなかった中、とある大学生の研究で接地したカメラに犯人の姿が写っていた。
靴泥棒の犯人はきつね
なんとそのカメラに収められていた映像は人ではなかったのだ。犯人はキツネ。口には街から盗んできたであろうサンダルが咥えられている。
街で靴を盗み、巣穴近くまで運んできていたのだ。キツネの生態に詳しい大学教授の塚田英晴准教授によると『人の履いた靴の匂いはキツネが好む餌のニオイにちかく勘違いした親キツネが子ギツネの為に持ってきたのでは無いか?との事。
なんとまぁ。。。ひどい勘違いである。足の臭いを十全に吸い込んだ靴の匂いが好物の餌のニオイだなんて!!
キツネの好きな餌の匂いと靴の匂いが同じ?
というわけで、一体どんなニオイなのだろうか?と思ってキツネの好物をしらべてみた。
調べてみると、基本的に雑食性で何でも食べるようだ、人間の残飯はもちろんのこと小動物から虫まで。しかしながらやはり好んで食べるのは肉系なようで、野ネズミや野うさぎにリスや蛇にカエルやカタツムリなどなど。家禽だと鶏なんかベストミートと言えるだろう。
さて、これらの小動物の香りと靴のニオイが一致するのだろうか?ちなみに足のニオイの主成分は『イソ吉草酸』『イソ吉草酸アルデヒド』という物質。こいつが足臭の原因なのだが、、、、
まぁタンパク質が分解されアミノ酸となり更にそれらが分解されるとイソ吉草酸を生み出すので、もちろん動物の死骸などにも含まれる。そしてキツネは意外と山のスカベンジャー(腐肉食者)でもある。となると一応はイソ吉草酸を含むと言うことで、靴のニオイが好きという話も辻褄があってくる。
また、果物が好きという話もあるのだがこちらにもイソ吉草酸アルデヒドが含まれるし、チーズなどの発酵乳にもイソ吉草酸を含むらしい。
今の所この節はかなり有力らしい。ちなみに兵庫県の丹波篠山市だけでなく、軽井沢などでも同様の被害があるという。
海外でも靴(サンダル)を盗むキツネが!
Fuchs, Du hast die Schuh gestohlen...🎶In #Zehlendorf wurden mehr als 100 Schuhe von einem Fuchs gemopst. Die ganze Geschichte morgen @TspCheckpoint. (📸: Christian Meyer) pic.twitter.com/pjnKhvobOa
— Felix Hackenbruch (@FHackenbruch) July 26, 2020
『キツネさん、靴を盗んだんですねー ゼーレドルフでは100足以上の靴がキツネさんに盗まれてました。こんな感じ』
とドイツでも靴大好きなキツネさんがいるようなので、人里近くに住んでるキツネでは当たり前の行動なのかもしれませんね。
まとめ
靴を盗んだのはキツネで理由はニオイが餌に似てるから?とされている。丹波篠山市だけでなく海外や軽井沢などでも同様のケースが見られる以上です