
こんちはニッチマンです。
▼日本酒の作り方を学びたいフランス人男性 約9カ月前、ニッポンにご招待。日本酒造りを教えてもらいに、石川県能登にある創業230年の老舗、鶴野酒造へ。蔵の最高責任者である杜氏を務める女性にお世話になることに。そんな彼からビデオレターが届く
という内容でニッポン行きたい人応援団が放送されます。こちらは今年2月に放送されたフランス人のピエールさんのその後の内容なのですが、そもそもこのピエールさん、ブルゴーニュで酒作りをしているんですよね。。。ちょっとどんなのか気になりませんか?
ニコラ・ピエール・ガブリエルのブルゴーニュ産日本酒は?
ピエールさん(応援団だとニコラピエールですけど、フランスの記事ではピエール・ニコラ・ガブリエルでした。ここではニコラ・ピエールで表記します)は日本酒を作る前はどうやら薬局で働いていたそうです。現在はブルゴーニュのヴォンデネス=レ=シャロルという町にある「KURA」という工場でビールとワインをつくっているそうです。
「Kura」は日本とブルゴーニュの伝統と信頼性と近代性のノウハウを活かして味噌・麹・酒を醸す『蔵』です。これの逆パターンで日本の酒蔵がブルゴーニュで作るワインとかも今あるんですよね。非常に興味深い。
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話を『Kura』に戻しますと、こちらは製法などは日本のレシピに準じるものの、可能な限り地元の食材、つまりブルゴーニュ産の物を使用しているそうです。また、基本的にはオーガニック志向であり、可能な限り天然、またはそれを凌駕するオーガニック製品を原料につかっているそうです。
『Kura』の日本酒はパリやリヨンなどの酒屋などに卸されている他、フランスではインターネットで購入可能なようです。日本からはちょっと難しいですが語学力があれば交渉すればいけるかもしれません。。。送料やべえけど。
フランスブルゴーニュ産『Kura』の日本酒

VIN DE RIZ CULINAIRE JUNMAÏ UMAMI BRUT - 純米料理酒
米ワイン 純米料理酒【ウマミ】辛口
こちらは所謂純米酒というものですね。酸味が少なくまろやかな味わいのようです。純米原酒なので、酵母が生きておりほっておくと当然のことながら発泡してくると思います。
お値段現地価格で6ユーロ 容量:18.7cl やはりそこそこ高級品?あ、訳は適当にニッチマンでつけてます。
原材料は:水・有機丸米・麹(菌)・酵母

SAKÉ JUNMAI BRUT CUVÉE ÉLEVÉE AU CHÊNE 2019 - 37,5CL
日本酒純米辛口オーク樽熟成
こちらのキュベは辛口の山田錦を70%。フレンチらしく説明文にも魚介のグリルにあう事やヤギのチーズとのマリアージュなどの説明もありました。
サイトには原材料は山田錦70%としか書かれてなくて純米と表記があるので精米歩合かもしれませんね。
それよりもÉLEVÉE AU CHÊNEの文字が非常に気になります。オーク熟成ですね。
お値段は現地価格で22ユーロ

VIN DE RIZ CULINAIRE JUNMAÏ UMAMI DOUX - 純米料理酒
米ワイン 純米料理酒【ウマミ】甘口
こちらは上記の辛口と対をなす甘口の純米料理酒の様です。ヨーロッパ産の米とブルゴーニュのワインノウハウを使用してるとのことですので上記の辛口も同様にヨーロッパ産の米を使用してると思われます。
原材料:水、有機丸米、麹(麹菌)、酵母。

SAKÉ JUNMAI DOUX CUVÉE 2019 - 37,5CL
純米日本酒甘口キュベ2019
こちらも山田錦70%の純米酒。飲み口は上記の辛口とは違い甘口仕立てになっているようです。
サイトの説明を読んで見たのですが、辛口と説明が一緒という・・・ここらへんは突っ込んではいけないぶぶんでしょう。
14ユーロなりー。
『Kura』で醸されている日本酒は以上ですね。ちょっと興味でてきました。今回の放送でなにか発表あるっぽい感じなのでもしかした日本輸出??とかあるかもしれませんね。
実はこちらの『Kura』、2018年に一度日本で試飲即売会をしています。この時は現在『Kura』の会長をしているエルヴェ・デュラン氏を招いての企画。フランス情報誌オブニー主宰で行われていたようです。
今後同様のイベントあったら要チェックですね!
まとめ
ブルゴーニュの日本酒メーカー『Kura』について調べてみました。ブルゴーニュの地で日本酒が作られているってかなり面白いですね。そのうち、『日本酒のロマネコンティ』みたいな感じで凄い旨い日本酒が逆輸入されるかもしれませんね。。。逆にワインの越乃寒梅みたいなのも日本から出たら・・・ってその前に日本酒をもっと世界に広めないとだめか・・・前途多難ではありますが、こういう文化のグローバリゼーションみるとワクワクします。以上です!