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リサ・マクベイ誘拐事件の犯人ロバート・ロングの現在とは?シリアル・キラーと心理作戦で無事生還した17歳。
引用:FOX13
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こんちはニッチマンです。

 

ワールド極限ミステリーの事件について洗うのが最近の趣味になりつつあるんですけど、今回の事件はこの様な感じの事件。

 

誘拐犯はなんと連続殺人犯!シリアルキラーに監禁された17歳美少女は天涯孤独の壮絶人生だった…自力で脱出するしかない!凶悪犯から逃げるため少女が計画した驚きの心理作戦とは?

アメリカでの出来事のようですが、流石アメリカ。犯罪の規模がでかいんですよね。今回のヒントはシリアル・キラーと17歳美少女!まぁ、美少女かどうかはこの際おいておいて、過去の事件等を洗ってみたらそれらしい事件に行き着きました。

 

もっとも、この事件が極限ミステリーで放送されるかはわかりませんが、『17歳』『シリアルキラー』のワードで発見出来たのはこの事件のみとなります。なので違ったらごめん。

リサ・マクベイ・ノーランド誘拐事件、これまでに10名以上の被害者をだした犯人ロバート・ロング

1984年、アメリカフロリダ州タンパ・ベイエリアを中心に起きた連続強姦殺人事件。リサ・マクベイは最後の被害者にして唯一の生存者となる。被害者の人数はわかっているだけで10名以上の被害者がいた。

 

唯一の生存者であるリサ・マクベイ・ノーランド(以下リサ)のケースについて調べてみました。

リサ・マクベイを誘拐と生い立ち

リサ・マクベイについてしらべると極限ミステリーの予告にある『天外孤独』というわけでは無かったのですが、かなりひどい状況だったようです。母親はアルコール依存症で麻薬中毒。その為14歳の時に祖母とそのボーイフレンドとともに過ごし、そのボーイフレンドから性的虐待を受けていました。

 

実は事件にあった17歳の時、この自身の状況に限界を感じ、自らの命を経とうと思っており遺書を書き、ドーナツ店でのバイトの後自宅に帰り次第決行する事を決意し帰路につく時におこります。この事件が奇しくも彼女に生きる力を与えるきっかけとなったようです。

 

事件は1984年のちょうど今頃、11月3日。当時リサはドーナツショップでアルバイトをしている17歳の少女でした。ドーナツショップの仕事を終えて帰宅する道中に一人に男によって自転車から引きずり降ろされ、車へと押し込められてしまいます。

 

男の名前は『ロバート・ロング』(以下ロバート)。リサの前に10人以上を毒牙にかけたシリアルキラーでした。ロバートはリサを連れ去り、約26時間拘束します。

26時間の恐怖

26時間の中でロバートはリサを縛り上げ、目隠しをして何度も辱めます。絶望的な状況の中、彼女は奇跡的に屈しなかった。ロバートの警戒心を解く為に『私達が出会ったのは残念だけど私は貴方の恋人になれるわ、誰にも知られずに面倒を見てあげられるから』とまるで幼児を諭すように接します。

 

そうしてリサはロバートに隙きができるのを伺います。極限状態の中で行われた高度な心理戦はリサに脱出のチャンスを与えました。彼女がなぜ絶望的な状況に立ち向かえたのか?リサが言うにはそれは皮肉にも幼少期に親戚に性的虐待を受けていた過去があり、状況を飲み込めたと言うことだった。

悪夢からの脱出

リサは依然として拘束は解かれてはいなかった。しかし少しだけボビーにも気の緩みが生じていたのは間違いなさそうである。目隠しをしたまま、リサの手を自らの顔に触れさせるなどのボディタッチを許していた。

 

顔を触ったリサは冷静に太っているのか?ヒゲはあるのか?などの情報を収集。この情報が後にボビー逮捕のヒントになったのは言うまでもない。

 

更にリサは目隠しされるまでも情報を収集していた。ロバートの車が『ダッジ・マグナム』であることもエンブレムから確認し、ボビーのアパートの階段の数などの情報、更にはバスルームの自らの指紋を数多く着けて自分が拘束されていたと言う証拠を残していたのです

 

リサに心を許したのか、ロバートはリサを解放します。車で彼女を最初にさらった場所からそう遠くない通りへ送り、降ろし走りさりました。

 

何故この時ロバートがリサを解放したのか?実は嘘の作り話で同情を引いていたのです。リサは一人っ子であり、病気の父親の世話をしなければならないとロバートに話します。少なからず心を許していたボビーはこの話を信じてリサを解放したのです。

 

目隠しを外し最初に見たのは大きな樫の木だったといいます。その姿を見た時、恐怖と絶望から開放されたせいかもしれませんが、彼女は新たに生きる決意ができたそうです。

ロバート・ロングの逮捕

事件発生から13日後の1984年11月16日に映画館の近くで逮捕されます。リサを解放する前にボビーはATMに寄っており、リサはATMの大方の位置を把握することが出来ていたそうです。これによりそのATMを使用した人物をピックアップ。その中にロバート・ジョー・ロングがいた。というわけです。

 

おおよその位置はハワードジョンソンモーテルとクオリティインという宿泊施設の近くという情報だけだった(リサは地理にくわしかったとおもわれる)のだが、この付近のATMは一つしかなく、警察はすぐにリストからボビーを発見することが出来たようです。

 

逮捕時点で警察は衣服、カーペットの繊維、精液、結紮の痕、ロープの結び目など、複数の形態の法医学的証拠を収集していました。

 

ロバートは当初、犯行を一部否認していたが、証拠となる繊維などがボビーの車から続々と採取され、最終的には9件の殺人を自白します。

裁判と判決

数多くの人を殺めてきたボビーには当然の如く死刑が宣告されます。日本と違い刑期がありえないくらいになるアメリカの量刑ですが、ロバートはフロリダ州厚生局の記録では5年の刑が一回。99年の刑が4回、終身刑が28回、死刑が一回の判決を受けたとあります。

犯人、ロバート・ジョー・ロングの現在

逮捕後、フロリダの刑務所で服役していたロバート・ジョー・ロングですが、2019年5月23日に薬物投与による処刑方で執行された。ロバートについて詳しくはこちらの記事をごらんください。

リサ・マクベイ・ノーランドの現在

唯一の生存者となるリサはその後、保安官代理としてヒルズボロー群の治安維持を担っています。もちろん事件後はPTSDを発症するなど苦しい時代もあり、うつ病と戦っていた過去もあるそうですが、少しづつ乗り越えて今を生きているそうです。

まとめ

以上でおそらくワールド極限ミステリーで紹介されるであろうリサ・マクベイ誘拐事件についてでした。17歳と心理戦、シリアルキラーなどに焦点を当てて調べてみたのですが、この事件がワールド極限ミステリーで紹介されるかはまだわかりません。最悪の状況で一時は自らの命をたとうとしたリサさんですが、この事件があったから生きる事ができた。

 

なんとも皮肉な結末とはいえ、最悪の中からの復活は素晴らしいと思いました。でも犯罪はだめだ。ボビーはゆるせませんけどね。以上となります。