
こんにちは、ニッチマンです。『一番だけが知っている』その筋に詳しい人がしってるとんでもな
い人やモノや事を紹介してくれる同番組。結構おもしろいんですよね。
今回の放送では、テリー伊藤さんがヤバいと思ったテレビ番組について紹介してくれるようです。
ブラジルの衝撃番組!視聴率のために連続殺人!?殺害現場を生中継…黒幕はまさかの人物だったとい
う内容での放送。一体どんな番組なのか?ちょっと調べてみる事にしました。
目次
ブラジル視聴率殺害現場中継カナルリブレ事件とは?
この事件、決してドラマでもなんでもなく本当にあった事件とは信じられません。まさかこんな事
ができる人間がいるとは到底信じられません。
ブラジルの人気番組であった『カナル・リブレ』という報道ドキュメンタリー番組でこの事件は起きました。
日本でいうと『警察24時』あたりが比較的近いかもしれませんね。
犯罪組織の逮捕の瞬間を収めることで人気の番組。実際、警察よりも早くに事件現場につくこともしばしばあったそうです。
この人気番組の中で、事もあろうに『犯罪スクープ』のヤラセを行っていた。そのヤラセの内容がついには殺人にまで及んでいた。
というのが今回のお話。
この事件の首謀者である『ウォレスソウザ』。彼の経歴ついて少し触れてみましょう。
ウォレスソウザの経歴は?
ウォレスソウザは、大学で学位をとり、警察官にもなっていた人物でした。結婚もしており、子供にも恵まれていたそうです。
しかし、警察官になった後に年金詐欺と燃料着服の容疑で懲戒免職に。無職となった後、人気番組【カナル・リブレ】の司会者に。
この経緯は親族の援助があって実現されたという話もあるが真偽は定かではない。
カナルリブレで司会者として成功を収めた彼は、1998年ににブラジル自由党の議員に選出。
後に自らが別党の党首になり、二年後にはアマゾナス州議会の議員に選出され2期務める。
と見てわかる通り、一度の転落からも這い上がる事の出来るポテンシャルがあった人物と見受けられます。
頭もよく野心家だったのでしょう。自ら利益を得る為には他を陥れる事も多かったのでは?と感じますね。
ネット上の情報によれば、ウォレス自身、麻薬密売や人身倍売買の犯罪組織のリーダーであったと言います。
カナルリブレ自体も蛇の道は蛇というやつで、犯罪者ならではのネットワークを駆使したりしてスクープを挙げていた事もあった。
その理由としては視聴率向上の他にも、他の組織への売人の粛清も含めた行為であったとさえ言われています。
とんでもない話ですね。。。日本が平和でよかったと心から思います。
ウォレスソウザが逮捕されるまでの経緯
人気番組司会者のウォレスが何故逮捕されたか?についての経緯を調べてみました。
端的に申し上げると『視聴率維持の為にヤラセ殺害をやりすぎた為にぼろが出た』という所。
元々、同番組の人気の柱となっていたのが『いち早く現場に急行してのスクープ』でした。
その速さは地元警察を軽く凌駕するほど。
日本でこんな事起きたら間違いなく警察の怠慢を叩かれかねませんね。というか、
現場にいち早くつくなんてまるでコナン君です(笑)奴もあやしい・・・
当然、あまりの到着の速さに『ヤラセ』疑惑は持ち上がっていたのですが、決定的な証拠はありませんでした。
しかし2008年の放送回で、事件被害者の死亡推定時刻と番組スタッフの到着時刻があまりにも近かった為本格的な捜査を開始。
すると殺し屋を雇い5人の人物を殺した容疑で逮捕されます。
薬物の密売・証人買収・銃火器の不法携帯、犯罪組織の結成などの罪で訴えられました。
当然ウォレスは容疑を否認しています。初めは議員特権にて逮捕を免れていましたが、やがて議員職を追放。
そして逃亡の末に自首しています。
また、息子のラファエロにもヤラセ殺害を指示したという疑惑の他に
麻薬密売や銃の不法所持などで逮捕されており2015年に仮釈放されたようです。
ウォレスソウザの現在は?
彼は現在は既にこの世にいません。肝臓の難病である『パッドキアリ症候群』の弊害による心不全で病院にて
この世から去っています。
死の間際まで、自身の身の潔白を主張していたそうで事件の真相は彼の死と共に闇の中へと消えてしまいました。
とはいえ、状況証拠的にも限りなく黒であるのは確かなようです。以上最後までご覧いただきありがとうございます。