
こんにちは、ニッチマンです。
航空機事故って怖いですよね。
確立的には自動車事故より低いと言われて
いますが、起きた時のリスクは半端ない。
今回、『一番だけが知っている』では
飛行機事故を4000件知る男が今までで一番
怖いと思った事故を紹介するようです。
世界で1番航空機事故を知る男が語る!今まで見てきた4000件の事故の中で、1番恐ろしいと思った航空機事故とは!?▽突然機体がありえない急旋回!操縦と真逆に機体が動く!?たった9秒で機体が粉々…一体なぜ?▽原因がわからない…しかし同型機が数千機も飛んでいる恐怖!そしてまた同じ悲劇が起こる…▽真相解明までなんと10年…その事故原因は誰も予想していなかったものだった! ヤフーテレビ欄より引用。
一体どういう事故なのか?ちょいと番組
に先駆けて調べてみました。
ユナイテッド航空585便墜落事故
今回番組で紹介されるのは恐らくこの事故です。
違ったらすんません。
ユナイテッド航空585便墜落事故。
起きたのは1991年3月3日。
イリノイ州ピオリアのジェネラル・ウェイン・A
ダウニング・ピオリア空港からステーブルトン国
際空港を経由してコロラドスプリングス空港向か
う定期便で起きた事故。
ステーブルトン空港から9時23分発で9時46分に
コロラドスプリング空港に着陸する短いフライト
の間に起きた不幸でした。
経由空港までの旅路は順調そのものであり、快適
な空の旅だったそうです。乗員乗客合わせて25名
が犠牲になりました。
ユナイテッド航空585便は機体が9秒で墜落、事故の原因は不明だった。
事故の内容としては操縦不能となり墜落。
着陸態勢に入る際にコントロール不能となり
そのまま急降下。僅か9秒で墜落したそうです。
自己記録によると方向舵のハードオーバーに
陥った為となっています。
このハードオーバーとは自動飛行制御システム
などがなんらかの故障をきたし、電子式・もし
くは機械的なアクチュエーターに急に指示をだ
してしまう現象だそうです。
つまり一気に方向舵があらぬ向きになってしま
ったりするという事。
この現象により585便はアンコントロールとなり
ます。
国家運輸安全委員会の調査は約2年に渡って行わ
れましたが、事故当時のフライトレコーダーの内
容には高度や大気速度や加速度などの情報があり
ましたが、方向舵や補助翼などの情報を得ること
が出来なかった。
その為、機体が急降下した原因を説明するには
証拠不十分だった。
事故の原因は?解明は2機の同型機の事故で分かった『ラダーリバーサル現象』
ではどのようにして事故原因がわかったか?
残念な事に同型機にて2度の同様の事故が起き
た事で原因がわかります。
事故の原因は『ラダーリバーサル』という現象
この原因がわかるまでにUSエアー427便と
イーストウインド航空517便の二機が同様の事故
にあっており、427便は残念な事に生存者は
いませんでした。
事故の原因が分かった一番大きな理由は517
便は機体が大きく傾いたものの無事に着陸を成
功させており、事故原因の究明が行われたから。
これにより安全委員会は以下のように結論づけ
ています。
「NTSBは、USエアー427便の事故原因は方向舵が一杯に切られて機体が制御不能に陥ったことだと結論する。方向舵の舵面は、方向舵の主負荷制御装置サーボ弁の副スライドがサーボ弁外筒に対して中立位置から外れた位置で固着したことと主スライドが過大動作したことから、パイロットの操作とは逆向きに動いたと考えるのが最も確からしい」
これは427便の事故についての記述ではある
のですが、上記三機の事故原因は同様であると
の見解なので585便の事故原因もラダーリバ
―サルという事になり、最終的には
ラダー・パワー・コントロールユニットの欠陥
と結論づけています。
同様の機体が世界で数千機空を飛んでいる
そうですが、現在はどうなったのか?
世界で数千機の同型機『ボーイング737』の現在は?
この事故を受けて、ボーイング社は同型機
『ボーイング737』の全機に対して装置
の改修を無償提供しています。
この改修では、方向舵制御装置の再設計を
しており、システムの一部に何か障害があ
っても対応できるように予備装置をつけて
います。
これにより、同様の事故は起きていない。
まとめ
一番だけが知っているで紹介される
9秒で機体がバラバラになった事故は
ユナイテッド航空585便墜落事故。
原因は方向舵制御装置の故障で同型機の事故
から原因がわかった。
現在は改修済となっている。
事故って怖いですよね最後までご覧
頂きありがとうございます!
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